製品事例
ゴムスリーブ
2022.03.12
従来のメタル・アタッチメントに代わるワンタッチで脱着できるゴム製アタッチメントです。
国内外の各製鉄メーカー及び2次・3次加工メーカーから採用され、その生産性・機能性・安全性の面から高い評価を受け、鉄鋼業界に多大な貢献をしております。
特 長
生産性の工場に貢献します。
ゴムスリーブはコイルカーに乗せ、リールに挿入するだけの簡単装着。従来のコイル内径を変更するたびにメタルアタッチメントを交換していたときの作業の困難さ、多大な時間的ロスなどの問題を一挙に解決し、冷延鋼板コイルの製造ラインを効率良く移動させて合理的な生産性の向上が図れます。
内径の変更が簡単
ゴムスリーブは、各ユーザーのライン条件にあわせて設計・製作していますので、リールにセットするだけで要望するコイル内径に簡単に調整することができます。
コイルのキズの発生を防止
ゴムスリーブの大きな特長は、優れた弾力性を備えていることです。
今までのメタルアタッチメントでの巻き取り/巻き戻し時に発生していた摩擦キズや、鋼板先端部による段差マークを、ゴムスリーブが吸収しますので、歩留まりを大幅に向上させることができます。
コイルの巻き取り時、コイル先端に生じる段差をゴムスリーブの弾力性により吸収し、エンドマークが発生するのを防止します。
リール拡大時、図のようなセグメントのエッジ部によって冷延鋼板につくリールマークも、ゴムスリーブの弾力性で防止することができます。
ゴムスリーブは、コイル製造効率を飛躍的にアップする画期的な商品です。
ゴムスリーブは様々な生産ラインで活用できます。
◆ Application
- Continuous Annealing Line(CAL/CAPL)
- Skinpass Mill(SPM)
- Electrolytic Cleaning Line(ECL)
- Continuous Coating Line(CCL)
- Continuous Galvanizing Line(CGL)
- Continuous Pickling Line(CPL)
- Slitter Line(SL)
- Recoiling Line(RCL)
- Electrolytic Galvanizing Line(EGL)
- Temper Mill(TM)
- Electrolytic Tinning Line(ETL)
- Shear Line(SHL)
I.Dの決定
ゴムスリーブは、貴社のリールの仕様にあわせたオーダー製品ですので、冷延鋼板コイルの製造ラインでその性能を十分に発揮することができます。
コイル内径の変更がない場合や変更の回数が少ない場合は、リールを固定化させるよう内径を小さめに、反対に、コイル内径の変更が多い場合、交換しやすいように大きめに製作するという点もゴムスリーブならではの特長です。
型状
- テンション・リール用(巻き取り用)ゴムスリーブ
冷延鋼板コイルをスムーズに巻き取れるストレートタイプ - ペイオフ・リール用(巻き戻し用)ゴムスリーブ
コイルに傷をつけずにスムーズに挿入できるキャップタイプ
スリップ防止の為の表面加工
コイルとゴムスリーブ及び、リールとゴムスリーブがスリップしないよう貴社の設計条件に基き、図のような表面特殊加工を施すことができます。
特長
生産性のロスをカット
ゴムスリーブはコイルカーに乗せ、リールに挿入するだけの簡単セット。
従来のコイル内径を調整するたびにメタルアタッチメントを交換していたときの作業の困難さ、多大な時間的ロスなどの問題を一挙に解決し、冷延鋼板コイルの製造ラインを効率よく作動させて合理的な生産性の向上が図れます。
コイルのキズの発生を防止
ゴムスリーブの大きな特長は、優れた弾力性を備えていることです。
今までのメタルアタッチメントでの巻き取り、巻き戻し時に発生する摩擦や圧力をゴムスリーブが吸収するので、 コイルにキズがつくのを防止し、歩留りを大幅に向上させることができます。
内径の調節が簡単
ゴムスリーブは、貴社のラインのテンションまたはペイオフリールにあわせて設計・製作していますので、 リールにセットするだけで要望するコイル内径に簡単に調整することができます。
不良材発生防止により大幅なコストダウンを実現
◆ メリット計算
20tコイル・厚み1mm・幅1,000月1,200コイルの冷延鋼板の生産で、50m/1coilのエンドマークが発生したとすると、
0.3925トン(1コイル発生トン数)×1,200コイル=471トン/月の不良材(23.55coil)
471トン×12ヶ月(年間)=5,652トン/年間の不良材(282.6coil)
金額に換算すると(1トン当り80,000円として)
5,652トン×80,000円/トン≒45,216,000円ものロスになります。
ゴムスリーブを使い上記のロスがほとんど解消すると仮定しますと、飛躍的に歩留まりの向上を図ることができることがお解かりいただけることと思います。