CASES
製品事例
コーティング
2022.02.16
ガラス容器は内容物の保護、透明性、多様な形状など優れた特長を持っていますが、反面、割れやすく、重く、持ち運びや取り扱いの面に難点があります。
このようなガラスの特長を活かし、劣った面を補い、安全で美しく、使って楽しい、しかも扱いやすいガラスびんを、低コストで供給できる【多機能コーティングシステム】を開発実用化しています。
このシステムは、飲用ガラスびんのリサイクルに最適として、内外の関心を集めています。
1. 安全性
僅か20~40ミクロン(0.02~0.04mm)のコーティング被膜ですが、ガラスびん表面を傷から守りますので、繰り返し使用しても新びんの強度を維持します。これにより、ガラスびんを1/2以下に軽量化することが可能です。
2. 内容物の変質防止
コーティング被膜は無色透明ですが、紫外線を90%以上遮断するため、紫外線による内容物の変質劣化を防ぎ、色・味・香りを長時間保持します。
3. カラーリング
コーティング被膜を着色することにより、ガラスびんの透明感・清涼感を損なうことなく、色とりどりのびんができます。
又、フロスト調(くもりガラス調)の被膜による高級感の演出など、びんの多様化に容易に対応できます。
4. コストパフォーマンス
コーティングによって、ガラスびんを軽量化できるため、省資源・省エネルギーに資すると共に、輸送コストの低減、配送労力の軽減に寄与します。
又、ガラスびんの製造においてはコスト的に不可能なカラーびんの多品種少量生産がコーティングによって可能となります。